物流倉庫では保管物品に火が燃え移る可能性があるため、喫煙所を設置する際にはリスクを十分に配慮する必要があります。本記事では、物流倉庫における分煙対策や喫煙ブースの施工事例について解説します。
物流倉庫では、燃えやすい物品が保管されることも多いため、倉庫内はもちろん、倉庫の入口付近や裏手での喫煙を禁止している施設がほとんどです。また、屋内に喫煙ブースを設置している物流倉庫も見受けられます。
ここからは、物流倉庫での喫煙ルールについて詳しく解説します。
物流倉庫では、基本的に指定された場所でのみ喫煙が許可されています。喫煙所を設置する際には、定められたルールを厳守する必要があります。喫煙所は、安全かつ視認性の高い場所に設置する必要があります。また、整理整頓を徹底し、灰皿には水を入れる、一定の間隔で回収するなど、火災防止対策を講じることが重要です。
倉庫内および倉庫周辺では、火災防止の観点から禁煙が徹底されています。また、健康増進法により屋内での喫煙も禁止されています。そのため、物流倉庫で喫煙所を設ける場合は、倉庫から十分に離れた屋外に、適切に管理された灰皿を設置することが基本です。
喫煙所を設置する際には、「標識の掲示」が求められます。喫煙所であることを明確に示すため、喫煙所の近くに標識を設置することが義務付けられています。
標識は喫煙所の出入り口に設置する必要があります。図を用いて視認性を高め、喫煙所であることを明示することが重要です。

画像引用元:株式会社MISTRAL公式HP(https://mistral-corp.jp/results/1621/)
埼玉県三郷市にある大型物流倉庫に設置された喫煙ブースの事例です。喫煙ブースは、倉庫や駐車場から離れた敷地の隅に設置され、火災予防および受動喫煙防止を意識した配置となっています。喫煙ブースには、工事不要で取り付け可能な簡易型のダクトが設置されており、煙は通行人の少ない道路側へ排出される設計となっています。
物流倉庫では、燃えやすい物品が保管されることが多く、施設の規模を考慮すると火災が発生した場合に深刻な事態に発展する可能性があります。さらに健康増進法の施行により、基本的に屋内での喫煙は禁止されています。喫煙所を設置する際は、ルールを守ったうえで屋外に設置することが求められます。
受動喫煙を防ぎ、火災の危険性を軽減するために「喫煙ブース」の設置が適しています。当サイトでは喫煙ブースを設置する際に気になる「屋内排気」と「屋外排気」について詳しく解説しています。物流倉庫で喫煙ブースの設置を検討している方は、以下のページも参考にしてください。
物流倉庫では、保管されている物品による火災の危険性があるため、指定された喫煙所以外は全面禁煙となっている場合が多く見られます。また非喫煙者への配慮も求められることから、倉庫から離れた場所に喫煙所を設置することが推奨されています。
以下のページでは、喫煙ブースを取り扱う企業の一覧が掲載されています。火災リスクを低減した喫煙所を設置する際の参考にしてください。

| 導入できる喫煙ブース |
|---|
| ■SMOKE・POINT(スモークポイント) 性能とデザイン性をあわせ持つ喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
|---|
| 9種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食店、レジャー、商業施設、貸会議室/ホール、官公庁、公共施設、交通機関、建設会社、タバコショップなど191件

| 導入できる喫煙ブース |
|---|
| ■エコスモーキング ボルト組立で設置後解体できる喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
|---|
| 5種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食、レジャー、商業施設、工場、公共施設など26件
【選定条件】
「喫煙ブース」でGoogle検索(2023/11/02)した上位100位から、喫煙ブースを販売・レンタルする46社の中から、「ダクト工事不要」で「サイズのバリエーションが5種類以上」、公式HPへ導入事例を掲載する6社を選定。その中から屋内設置と屋外設置でそれぞれ事例数の多い喫煙ブース設置会社を選出。
※1 「屋内設置」室内設置で選ばれている喫煙ブースなら…マークプランニング(公式HPに記載の屋内導入事例が一番多い企業)
※2 「屋外設置」屋外設置で選ばれている喫煙ブースなら…MISTRAL(公式HPに記載の屋外導入事例が一番多い企業)