『屋内排気型喫煙ブース』のタバコのニオイや有害物質の処理能力について確認するべく『排気風量』と『フィルター性能』の実験をしてみました。
喫煙ブースの設計・施工を専門に行っている「株式会社マークプランニング」さんに協力していただき、編集チームが確認してきました。
ガラス張りと木目調のスタイリッシュな外観が目を引く喫煙ブース。本体中心部に配された3層の高性能フィルターで有害物質をしっかりとろ過し、クリーンな空気として排出します。また、本体にセットされた耐火灰皿は、水をつかわずに火のついたタバコを30秒で完全消化することができ、火災の心配なく使用できます。
電源さえあれば、屋内に簡単に設置できる喫煙ブースの性能を確認しました。

株式会社マークプランニング 代表取締役 佐藤 正昭 さん
自身も愛煙家であることから、時世的に肩身の狭くなりがちな喫煙者のためにも、非喫煙者に不快感を与えない分煙対策を施した喫煙スペースの提案を行っています。
排気風量とはタバコから出る煙を吸い込んでくれる力を表しています。煙が吸われずにブース内で滞留するほど、衣服や髪に匂いがついてしまいますし、吸う力が弱ければ煙が漏れ出す心配もあります。
SMOKEPOINは本体内のダイヤルにて風量の任意調整が可能なので、SMOKEPOINTの最大風量2400m3/hと一般的な喫煙ブースの風量1000m3/hを一定の煙が排出されるスモークマシンを使用して比較してみました。
約3秒間ブース内に煙が充満するようにスモークマシンで散布し、完全に吸引されるまでの時間を計測しました。
喫煙ブース内で、実際に喫煙をするようにスモークマシンで散布し、入り口付近の煙の流れを確認しました。
※スモークマシンで通常の喫煙状況より多めに煙を排出しています。
煙の滞留時間の計測結果は、3秒間の排出後2400㎥/hはおよそ10秒、1000m3/hはおよそ18秒という結果となりました。計測時間の結果だけでなく、煙の噴出開始直後からの吸い込み方でも違いがわかります。
入口付近の様子では、風量の違いでブース外に漏れ出す煙が確認できました。本来であれば、喫煙中にブース内に向かって入り込む風速が0.2m/s以上あれば外に煙がもれることはありません。ですが、風量パワーが規定より下がってしまうと、実験結果のようにブース外へ煙やニオイが漏れてしまうこともあります。
※厚生労働省の基準値は入り口風速0.2m/s以上とされています。
多くの施工会社で喫煙ブースの風量については大きく取り扱われていませんが、動画を確認してわかるようにその差は歴然。ブース内の煙の滞留時間が長いほど、喫煙者自身にニオイが付着しますし、煙が漏れるということはニオイも漏れています。周囲へのニオイも喫煙者自身のニオイも非喫煙者からのクレームが多い部分ですから、その対応策として排気風量に着目することが大切です。

佐藤 正昭 さんのコメント
セミオープンのSMOKEPOINTですが、ブース外に煙やにおいは漏れません。実験動画からもわかるように、風量がカギなんです。
屋内に循環排気される空気の中に基準値以上の有害物質が含まれないように、ろ過するフィルター。
多く屋内排気型喫煙ブースでは、形状は違えど、フィルターを本体に設置し、厚生労働省が示している基準値※をクリアしています。使用しているフィルターの目的や形状などにも目を向けていきましょう。
※総揮発性有機化合物(TVOC)の除去率が 95%以上であること。当該装置により浄化され、室外に排気される空気における浮遊粉じんの量が 0.015mg/㎥以下であること。
参照元:【PDF】厚生労働省公式HP/脱煙機能付き喫煙ブースの性能を確認するための測定方法の例:
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000525314.pdf)
SMOKEPOINTではブース内の中心部に、3種合わせると1mを超える幅のフィルターを設置しています。それぞれ、どのような役割があるかを見ていきましょう。

文字通り、前段のフィルターとして下層2つのフィルターの性能維持を目的とし、大きなごみを除去する役目があります。
タバコの有害物質を99.9%捕集することが可能。空気清浄機などにも使用されている、高性能フィルター。空気中の0.3μm(マイクロメートル)以上の粒子を除去。
有害物質を99.9%除去することが可能。カーボンと呼ばれるフィルターの中でも高度が高く、不純物の少ないヤシ殻活性炭を使用した、タバコ専用フィルター。

SMOKEPOINTでは、へパフィルターやカーボンフィルターに厚みを持たせて設置しています。その厚みは写真にあるように一般的なものと比べても明らか。また、フィルターを凹凸にし、物質付着面積を広げています。より、効果を生み出すための工夫がなされているのです。
フィルターの性能実験に関しては、厚生労働省が方法を下記のように方法を示しています。
参照元:【PDF】厚生労働省公式HP/脱煙機能付き喫煙ブースの性能を確認するための測定方法の例:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000525314.pdf

実験で使用したSMOKEPOINTは、4人が定員なので8本のタバコに着火します。そして、吸入口と排出口で10分間専用の計器で測定します。
画像は、総揮発性有機化合物(以降、TVOC)の濃度を測る専用測定器で実験の様子。
浮遊粉じんの量を図るには、喫煙ブース内を同様の状況にし、相対濃度計を用いて計測します。
| 3分後 | 6分後 | 10分後 | 平均 | |
|---|---|---|---|---|
| 吸入口の TVOC濃度 |
9558 |
8541 |
1993 |
5683.7 |
| 排出口の TVOC濃度 |
1 |
0 |
1 |
1.5 |
SMOKEPOINTを使用した場合、TVOC濃度の測定結果は上記のようになりました。点火後3分でタバコのTVOC濃度が最高値に達しますが、排気口では数値が1となり除去率は100%に達するまでろ過されているということです。
この時、排出口の粉じん濃度は平均で0.004となりました。いずれも、厚生労働省が示す技術的基準をクリアした結果となりました。
屋内排気型の喫煙ブースは厳しい基準が設けられ、屋内循環排気が認められています。今回マークプランニングさんで使用したものは、メンテナンスを日ごろから行っているものを使用しました。
目に見えないものですが、基準値を守るためには状態を常に維持することが大切になります。
厚生労働省では、屋内排気型喫煙ブース設置後は3か月に1回の測定とメンテナンスを行うことを推奨しておりますが、高価な機器と計測時間の長さからユーザー自身が行うことは難しいのが現状です。導入時にはそういったアフターフォローも確認してから依頼しましょう。

佐藤 正昭 さんのコメント
フィルターの性能を維持するためにもメンテナンスは重要になってきます。私たちマークプランニングではアフターサポートもばっちり行いますよ。
喫煙ブースといったら、ニオイが気になるところですよね。実験中の数時間、ブース内に新品のタオルをこっそり置いておきました。
このタオルのニオイを非喫煙者代表の編集チームのニオイに敏感な社員にかいでもらいました。数時間にわたる煙の中に放置したにも関わらず、むせかえることなく「よーく嗅いだら、ほんのりにおうレベル」とコメントをいただきました。
屋内排気型喫煙ブースにおいて、その処理能力の高さを確認いただけましたでしょうか。ひとくくりに喫煙ブースといっても風量やフィルターは違いがあります。
ここでの実験や解説を参考に、比較しながら、喫煙ブースの導入を検討してください。
高性能なSMOKEPOINTのサイズラインナップを
マークプランニングの公式HPで確認する
喫煙ブースはどのようなものでも、火を扱い、法や健康に関係のあるものです。性能だけでなく、施工に対しての知識や技術がしっかりとした会社に依頼が必要になります。マークプランニングさんでは喫煙ブース施工の専門会社としてSMOKEPOINTをはじめ、屋内外の喫煙所を約3000件(2022年10月18日時点)も取り扱ってきた実績があるので安心して依頼することができます。
受動喫煙防止法が施行された直後のコロナ禍で、喫煙ブースの導入や保健所による受動喫煙対策のチェックが止まってしまいましたが、最近ではリモートワークを中止したオフィスからの注文が増えてきているそうですので、依頼を検討してみてください。
| 社名 | 株式会社マークプランニング |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区柳橋1丁目16番5号1F |
| 電話番号 | 03-6260-9022 |
| URL | https://marcplanning.com/ |