健康増進法が改正やコロナによる影響で多くの公共喫煙所が閉鎖により、喫煙ブースの導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。ここでは、喫煙ブースに設置する灰皿の種類と設置にあたり注意したいポイントを解説しています。
灰皿部とスタンド部がポールで接続されている灰皿です。シンプルなデザインと持ち運びしやすい点が強みといえるでしょう。また、大容量のくず入れを搭載していないため狭いスペースにも設置できます。簡単に設置できる灰皿や場所を取らない灰皿を探しているときに適しています。一方で、縦に長くなるため、衝撃には弱い傾向があります。設置場所や設置方法によっては、喫煙者と接触して倒れてしまうことに注意が必要です。
灰皿とくず入れを組み合わせたタイプです。通常は、丸筒または角筒の上部が灰皿、下部がくず入れになっています。1台で2つの役割を担える点が強みといえるでしょう。また、形状が丸筒または角筒であるため安定性も高くなります。衝撃が加わっても簡単には倒れません。ただし、胴体に大きな開口部が設けられるため、強風が吹きこむと倒れる恐れがあります。設置場所によっては、対策が必要と考えられます。
火のついたタバコを自動で消火・消煙する機能を備えた灰皿です。形状や消火・消煙の方法は製品で異なります。例えば、不燃性の容器内に二酸化炭素を充満させて消火する灰皿などがあります。同製品であれば、水を使用しないためタバコ特有の臭いも発生しにくくなります。強みは、火災のリスクを抑えられることといえるでしょう。ただし、製品によっては使用状況により消火・消煙しにくい場合があります。
タバコ特有の臭いを分解・除去できる灰皿です。形状や脱臭の仕組みは製品で異なります。例えば、灰皿本体に搭載したフィルターとプラズマ発生装置の働きでタバコ特有の臭いを分解する製品などがあります。喫煙施設内、喫煙施設周辺の悪臭を抑えられる点が強みといえるでしょう。
灰皿の容量と清掃方法は製品で異なります。実際の使用環境にあわせて選択することが重要です。例えば、容量が小さすぎると、清掃を頻繁に行わなければなりません。また、消火に水を使用するタイプだと、清掃の際に水と吸い殻を分別する必要があります。清掃後は水の補充も必要です。喫煙施設の管理体制によっては、手間がかかりすぎると感じることもあるでしょう。実際の使用環境を想定して、灰皿の容量などを見極めることが大切です。
喫煙ブースに設置する灰皿によっては、設置会社しか灰皿内の清掃を行えないことがあります。また、導入時に別途、メンテナンス契約を必要とするところも存在します。このような製品・事業者のメリットは、清掃の手間を軽減できることです。一方で、自分のペースで清掃を行えない点やランニングコストがかかる点には注意しなければなりません。吸殻や臭いが気になるときに、清掃できないことも考えられます。設置後に受けられるメンテナンスについても確認しておく必要があります。

| 導入できる喫煙ブース |
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| ■SMOKE・POINT(スモークポイント) 性能とデザイン性をあわせ持つ喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
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| 9種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食店、レジャー、商業施設、貸会議室/ホール、官公庁、公共施設、交通機関、建設会社、タバコショップなど191件

| 導入できる喫煙ブース |
|---|
| ■エコスモーキング ボルト組立で設置後解体できる喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
|---|
| 5種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食、レジャー、商業施設、工場、公共施設など26件
【選定条件】
「喫煙ブース」でGoogle検索(2023/11/02)した上位100位から、喫煙ブースを販売・レンタルする46社の中から、「ダクト工事不要」で「サイズのバリエーションが5種類以上」、公式HPへ導入事例を掲載する6社を選定。その中から屋内設置と屋外設置でそれぞれ事例数の多い喫煙ブース設置会社を選出。
※1 「屋内設置」室内設置で選ばれている喫煙ブースなら…マークプランニング(公式HPに記載の屋内導入事例が一番多い企業)
※2 「屋外設置」屋外設置で選ばれている喫煙ブースなら…MISTRAL(公式HPに記載の屋外導入事例が一番多い企業)