屋外排気型喫煙ブースとは、たばこの煙を換気扇やダクトを通じて屋外に排出する喫煙ブースのことを言います。このページでは、屋外排気型喫煙ブースの主な特徴や注意点、施工事例などをまとめました。屋内に喫煙スペースを設置することを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
厚生労働省は平成17年度の「『効果的な空間分煙対策推進検討委員会』報告書」(※)において、喫煙場所に指定する場所の目安として以下のガイドラインをまとめています。
- 喫煙を行う場所としては、喫煙コーナーより喫煙室を設置することを推奨
- たばこの煙を直接屋外に排出する方式の喫煙対策機器を推奨(空気清浄機ではガス状成分を除去できない)
- 喫煙室から非喫煙場所へたばこの煙やにおいの流入を阻止するため、その境界において、喫煙室に向かう0.2m/秒以上の空気の流れの確保
参照元:厚生労働省公式HP:(https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/060300c.html)
屋外排気型喫煙ブースは、厚生労働省が推奨しているタバコの煙を屋外排気する喫煙室です。設置すれば、効果的な分煙対策実現に大きく貢献します。
屋外排気型喫煙ブースは、屋内に喫煙場所がもともとあり、換気扇やダクトへの接続が可能な場合は容易に設置することが可能です。
ですが、喫煙場所を新たに設けたい場合は換気扇工事やダクト工事が必要なので、入居施設の契約や建物の構造の確認を行わなければいけません。具体的な以下のデメリットには細心の注意が必要です。
対照的に、フィルターを用いてタバコの煙を浄化して排出する屋内排気型喫煙ブースのように、フィルターの定期的なメンテナンスが必要ないため、ランニングコストは安く済むと言えるでしょう。
いずれにしろ、タバコの排気方法の違いを確認するのは導入時の必須事項となりますので、詳しく解説しているこちらも確認してみてください。

画像引用元:株式会社MISTRAL(https://mistral-corp.jp/faq/eco-smoking/314/)
MISTRAL(ミストラル)が提供する、簡易組み立て式の喫煙ブース。脱煙機能付きの喫煙ブース。コンパクトな1人用から一度に大人数が入れるものまでラインナップされています。また、オプションパーツを使用すれば、環境に合わせてサイズ拡張が可能です。

画像引用元:アイリスオーヤマ(https://www.irisohyama.co.jp/b2b/kensou/products/smoking-booth/)
全国展開する大手メーカーであるアイリスオーヤマが提供するユニット式屋外排気型喫煙ブース。ユニット式なので、既存ダクトにつなぐのみの場合、最短半日で設置可能。ガラス面の素材を2種類用意し、お手入れのしやすさや導入場所によって選べるのも利点です。
屋外排気型の喫煙ブースは、厚生労働省が推奨する屋外換気を叶えられる屋内設備です。その一方で、ダクト工事が必要なことから、建物によっては設置が難しい場合もあります。
排気方法の違いを確認して導入を検討してください。当サイトでは排気方法別でおすすめの会社も紹介しています。

| 導入できる喫煙ブース |
|---|
| ■SMOKE・POINT(スモークポイント) 性能とデザイン性をあわせ持つ喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
|---|
| 9種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食店、レジャー、商業施設、貸会議室/ホール、官公庁、公共施設、交通機関、建設会社、タバコショップなど191件

| 導入できる喫煙ブース |
|---|
| ■エコスモーキング ボルト組立で設置後解体できる喫煙ブース |
| サイズのバリエーション |
|---|
| 5種類 |
導入事例掲載の業界
オフィス、ホテル、アミューズメント施設、飲食、レジャー、商業施設、工場、公共施設など26件
【選定条件】
「喫煙ブース」でGoogle検索(2023/11/02)した上位100位から、喫煙ブースを販売・レンタルする46社の中から、「ダクト工事不要」で「サイズのバリエーションが5種類以上」、公式HPへ導入事例を掲載する6社を選定。その中から屋内設置と屋外設置でそれぞれ事例数の多い喫煙ブース設置会社を選出。
※1 「屋内設置」室内設置で選ばれている喫煙ブースなら…マークプランニング(公式HPに記載の屋内導入事例が一番多い企業)
※2 「屋外設置」屋外設置で選ばれている喫煙ブースなら…MISTRAL(公式HPに記載の屋外導入事例が一番多い企業)